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内藤 了さん / 藤堂比奈子シリーズ

内藤了さんの藤堂比奈子シリーズがいよいよ終わってしまうらしい。

ドラマの陰鬱さが好きで原作を読み始めたので、いい子ちゃん揃いの登場人物にちょっと肩透かしをくらった。

でも、今ではお人好しな比奈ちゃんも、正義感あふれる厚田班も、死神女史も、オタクカップルの三木&麗華さんも大好きだ。


初期の八王子近辺の猟奇事件という庶民的(?)な内容からクローンとか国際的テロ組織とかに発展してしまい収集つくんかいな、、と思っていたので終わるのはやむを得まい。

最近はびっくりするほど頁数も少なくて、物足りなさで次に引っ張るパターンが続いてるが、がっつりと読み応えのある初期作品は良心的だったなあ。

ドラマ・原作、両方をして傑作だと思うのはリッチマン殺人事件の『LEAK』
“金で人を溺れ死にさせる”という発想の殺害方法は斬新だった。
犯人たちの動機もやるせない。
ドラマも一時間という枠の中で見事なまでに完結していて素晴らしかった。
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『AID』も好き。記念すべき麗華さん初登場の話。
自殺に対する熱いメッセージ満載。
比奈子のお人好しと熱くるしさはクサくてウザいけれど、でも、誰かが言わなきゃ(書かなきゃ)いけない気がする。
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最新巻は、番外編。ガンさんがメインの『サークル』
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死神女史のスピンオフ『パンドラ』の続編。
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ぶっちゃけ、変態昆虫法医学者ジョージのインパクトが強烈な『パンドラ』に比べると面白さはイマイチ。
事件も本編の『COPY』と被ってる部分が多くてわかってることを二回読まされてる気分。
でも、今のガンさんがあるのはこの時に一緒に仕事をした人たちとの出会いがあるからなんだよな。
と、温かい目で見ておこう。


比奈ちゃんの最終回、どうなることやら。
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平山夢明さんを読む/「他人事」「ダイナー」

平山さん、初読み。

入門編として短編集の『他人事』をチョイス。

hitogoto.jpg


若干胸焼けを起こすも「おふくろと歯車」の透明なムードに胸を打たれる。

「ダーウィンとべとなむの西瓜」の取かえしのつかない後悔という、嫌~な読後感。

「虎の肉球は消音器(サイレンサー)」のおちゃらけムードからの無、ギャップの恐怖。
どれもうまい。


町山さんや高橋ヨシキさんの文章はかなり前から好きだったのに、なぜか避けていた平山さん。
日本のホラーというジャンルにあまり期待してなかったからというのもあるが。
良い意味で予想を裏切られて嬉しい。




平山夢明さんの長編に挑む。『ダイナー』。すごい表紙だなw
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のっけからの拷問シーン。

“コンビーフのフタを開けるような器具”で爪をはがす、、

げんなりしてうなだれた。

が、気を取り直して読み進むと命拾いした主人公オオバカナコは、ボンベロが営む飲食店のメイドに。

ここで「ダイナー」の意味がわかる。


殺し屋たちは、サイコパスでヘンタイなのにどっか憎めない。

ブサイクな奇形一歩手前のブルドッグ菊千代(お、七人の侍)もだんだん可愛く思えてくるし。

気が付けばスッカリ山師・平山夢明にだまくらかされてる。

終盤は「レオン」のクライマックスシーンみたい。

あとで行くから、お前は先にいって待っててくれ…って女を逃がす、みたいな。漢の浪漫だわ。。。。

そして、女はきっと来ると信じて待つ、のよ。


ところで、これ、映画化するらしい。

蜷川実花??

まじか。


この人の感性とこの小説、一ミリも交わるところ、ないような。

ボンベロに藤原竜也、というチョイスはなんか違う…。(藤原竜也は好きなのだが)

うーん、、、園子温とかタランティーノとかは誰しも思いつくので奇をてらったのかしらん。

でもいい意味での裏切りはない気がする。


いいんですかい?平山さん。

「五番目の女」ヘニング・マンケル

アーナルデュル・インドリダソンのエーレンデュル警部シリーズで柳沢由美子さんの訳に出会い、マンケルのヴァランダーシリーズを読み始めた。

クルト・ヴァランダーのいるスウェーデンのイースタという町は物騒な猟奇事件がたびたび起きる。
しかし、突然二作目以降国際的な事件に巻き込まれ、ダイ・ハードみたいになってきた…

アフリカの大統領暗殺…とか、むつかしくて挫折しそうになったが、その後舞台はイースタに戻ってきて一安心。

クルトは忍耐強く、やさしく、犯罪を憎み、野生のカンに優れ、統率力もある優秀な刑事だが、人としてはかなり壊れてる。

嫁に逃げられ、新しい恋人と再婚を望むも、最愛の娘に
「他人がパパと暮らすのは難しいのよ」と痛いところをつかれたり。

そんな、クルトもシリーズが進むにつれ、出っ張ってきた腹を気にするようになり、老眼が進み、挙句の果てには糖尿病だ。

この「五番目の女」は、現時点で一番好きな作品。

犯人の正体がいまひとつはっきりしないところが不気味でどきどきするし、イースタ署のチームワークもここへきて極まれり、というカンジ。
そして、クルトの中でずーっと大きな存在であった父との関係もここで大きな変化が。

クルトにとってもターニングポイントともいえるこの作品、これからもますます楽しみだ。

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